FX取引をするのに、どのFX業者を選んだら良いか悩んでる方も多いと思います。
国内か海外にすべきか、さらにスプレッドや取引ツールも考え出すと無数に存在する業者から1つの業者を選ぶのは至難の業です。
今回は業者選びに悩んでいる読者の方が、「海外FX」と「国内FX」どちらが適しているか。海外VS国内という切り口で比較していきます。
結論から言うと、
低リスクで大きな利益を狙いたい方:海外FX
大きな資金で安定した取引がしたい方:国内FX
がオススメです。
こちらが今回比較した項目の一覧です。
比較項目 | 国内FX | 海外FX |
スプレッド | ◎ | 〇 |
税金 | ◎ | 〇 |
レバレッジ | ×(25倍) | ◎(100倍~) |
借金の可能性 | ×(ある) | 〇(なし) |
ボーナス | 〇 | ◎ |
ここからは細かく項目ごとに解説します。
国内の強み
スプレッドが狭いのは国内FX業者
少しでもスプレッドが狭い口座を選びたい方は国内FXがオススメ。
スプレッドとは、トレーダーがFX取引をする際の買値と安値の差(取引にかかる手数料)のことです。
業者が違えば、同じ通貨ペアでも買う時の価格と売る時の価格が違います。
※下の場合だと、売る価格は114.749で買う価格は114.765なので、
スプレッドは1.6pips(114.765-114.749)*100となります。
スプレッドは狭い方がトレーダーにとって有利です。
例えば、外為ファイネストのドル円スプレッドは0.5とかなり狭い水準。
海外FXの最大手XMだとドル円スプレッド1.6になります。
スプレッドの比較は、国内FXが有利です。
国内FX業者の方が稼ぐ額が大きくなると税金が安くなる
FXの利益には税金がかかりますが、国内FXと国外FXで取り扱いが違います。
<表>国内FXで得た利益:申告分離課税国外FX で得た利益:累進課税
国内FXで稼いだ場合の税金は、利益額に関わらず20.315%ですが、
それに対して、海外FXで多額の利益が発生した場合は最大55%の税率となる場合もあります。
稼ぐ額が多ければ、国内FX業者の方が有利となります。
ただし、社会人以外(学生/専業など)の場合は、400万円までは海外FXの方が有利です。
※細かい計算式は別の記事で解説いたします。
海外の強み
海外FX業者は小資金で始めることが可能
国内FXの最大レバレッジは25倍ですが、海外FXでは最低でも100倍を超えています。
レバレッジが高ければ、証拠金の何倍にも相当する資金を動かすことができます。
具体的な例をあげると(1ドルが100円の場合)
国内FX(25倍)だと、0.1ロット(10,000ドル分)購入するのに40,000円の資金が必要です。
それに対して海外FX(100倍)は、0.1ロット購入するのに10,000円の資金があれば取引が可能。
レバレッジを比較すると、海外FXの方が軍資金が少額から取引することができます。
また、意外と見落とされがちなのが、ロスカット水準(強制ロスカット)です。
業者毎に水準は異なりますが、国内よりも海外の方が低いです。
どういうメリットがあるか分かりにくいですよね。
例えば、赤丸でロングエントリーして、黄色の線に損切りを設定した場合で考えてみます。
口座資金が少なければ、自分が設定した損切りラインよりも高い値段で強制ロスカット(赤い線)されてしまいます。海外FX業者は国内FX業者よりもその水準が低く設定されているため、強制ロスカットに合いにくいです。
画像の場合は、海外FX業者を使っていれば勝てたトレードとなりました。
このように、ロスカット水準はトレーダーにとっては低い方が取引しやすいです。
海外FX業者は借金の可能性がない
FXで借金しないための対策は色々あると思いますが、一つは海外FX業者を使うことです。
国内FX業者では、急な為替変動があった場合やポジションを持ち越して大きな変動(窓開け)があった場合、想定外の水準で損切りとなってしまい、口座資金額がマイナスとなり追証(借金)になる危険性があります。
その危険性がないのは海外FX業者。
ゼロカットシステムが採用されており、急な為替変動があって口座資金以上の損失が出ても追証(借金)となることがありません。
トレーダーにとっても優しいです。
そもそも、なぜ国内FX業者は、ゼロカットシステムを採用していないのでしょうか。
採用すれば、利用者が増えるはず・・。
国内FX業者にゼロカットシステムが採用されていない、いや採用できないのは、
日本の法律で「損失の補填が禁止されている」からです。
ゼロカットシステムは海外FX業者の大きなメリットの1つです。
家族には隠れてやっていたFXで借金をしてしまい、離婚まで繋がるケースも実在します・・。
「借金をしない」
これが約束されていることが、海外FX業者を選ぶ理由になる人もいるのではないでしょうか。
日本で損失の補填をしてしまうと処罰の対象となります。
下の記事は、国内FX会社がトレーダーのために損失を補填したために罰せられた例です。
参照.日本経済新聞 https://www.fsa.go.jp/common/law/index.html
利用者に優しいことを掲げている国内FX業者でも、この法律がある限り、国内のFX業者はゼロカットシステムが採用できないということです。
残念ながら、「うっかり借金は避けたい」「負けても許容範囲内で収めたい」と思う場合は、海外FX業者を使うしか現象では対策がありません。
ボーナスも初心者に優しい海外FX業者
海外FX業者の魅力は、初心者に優しいボーナス制度です。
国内FXの場合は、取引に応じてキャッシュバックされるという仕組みになっています。
例えば国内の大手「外為オンライン」の場合、最大15万円のボーナスと謳っています。
一見魅力的ですが、なんと3000万通貨も取引しないといけません(笑)
最低の5,000円でも100万通貨も取引しないといけないので、そもそも初心者がそんな大量の取引をするのはリスクが高すぎます。
これに対して、海外FX業者(海外最大手のXM)では、口座開設だけで3,000円、入金するだけで5万円まで同額のボーナスがもらえます。取引に関わらずボーナスが貰えるので初心者にとってはとてもありがたい制度です。
ここからは初心者の方が感じる海外FXの不安をQAで回答していきます。
海外FX業者の不安
英語が全くできないのですが問題ないでしょうか。
大丈夫です。
なぜなら、私も英語は全く駄目なのに、問題なく使えているからです(笑)
口座開設するために難しい英語が読める必要も全くありません。
ただ、住所確認書類の写真を撮ってアップロードする必要になります。
初めての場合は戸惑うかもしれませんが、
口座開設のやり方については、別の記事でご紹介しておりますのでご安心ください!
FX自体やったことないですが、いきなり海外FXは無謀ですか。
そんなことはありません。
FXは歴史が長い(最近流行の仮想通貨はまだ英語ばかり)ので、
海外業者でも日本語サポートが充実しています。
何より、FX最大のリスクとも言える、借金の可能性がゼロなので、初心者にこそオススメなのです。
取引ツールも日本語のMT4を採用している業者がほとんどです。
MT4はプロのトレーダーも愛用者が多い取引ツールのこと。
MT4は海外FX業者だけでなく国内FX業者でも多く採用されているため、
情報が取得しやすいので違和感なく使えます。
スプレッドが高いのが気になる
確かに国内FXと比べると1.0pipsも差がありますね。
当然私もスプレッドは低ければ低いほど嬉しいです。
なので、昔は国内FXばかりに目を向けていました。
でもあることを知ってからは、スプレッドはそこまで気にしなくなりました。
あることというのは、国内と海外の「取引方式」の違いです。
国内FX業者はスプレッドが低く「見える」のですが、それには理由があり
国内FX業者:DD方式(Dealing Desk:ディーラー経由で注文)
海外FX業者:NDD方式(None Dealing Desk:ディーラーを経由せず注文)
が中心だからです。
DD方式はトレーダーの注文を金融機関に直接取引するのではなく、ディーラーが間に入ります。「トレーダーの注文が金融機関に投資家が有利な条件では注文が通りにくいと言われています。そこで約定拒否の危険性があったり、レート変更が行われる可能性があります。
簡単に言うと、DD方式を採用している国内FX業者は、トレーダーが負ければ負けるほど業者が得をする仕組みになっています。トレーダーVS業者となっているため、そもそもトレーダーは不利なのです。
一方海外FXで多く採用されているNDD方式はディーラーを経由せず、
公平な条件で約定することが可能です。
たしかに海外FXはスプレッドが広いですが、海外はスプレットのみが業者の収入源です。
なので、トレーダーには出来る限りトレードをしてもらわないといけません。
トレーダーが長期的にトレードが続けられるように、キャンペーンも豊富です。
いわば、トレーダーと業者はパートナー的な立場です。
実際のところ、見かけ上のスプレッドは国内FXが低く見えても、国内業者の約定拒否・不利なレートでの約定、そして海外業者でのキャンペーンも考慮すると海外FXと大きな差はないと考えるようになりました。
全ての海外業者が安全なの?
残念ながら、詐欺業者も多く存在します。
国内FX業者も同じですが、全ての業者が安全ですとは言えません。
そこで、業者の歴史と知名度が安全なFX業者を選ぶための一つの目安となります。
こちらの記事でおすすめの業者を比較しておりますので、ご紹介いたします。
<参照>記事があれば・・。
金融庁登録をしていないのが怖い
海外FX会社の場合、金融庁登録をしていないのが普通です。
上に書いたように、金融庁登録をしていないからこそ、
ゼロカットシステムが採用され、借金をする心配はありません。
また、25倍よりも高いレバレッジが提供でき、少ない資金から始めることができます。
確かに、私も最初の頃は入金したらもう出金できなくなる不安を抱えていました(笑)
でも長年入出金を繰り返すと、不安も解消されてきましたよ。
大手の海外FX業者では信託保全(万が一FX業者が倒産した場合でもトレーダーへの返金が保証)されておりますが、それを超えないように資金を入れすぎないこともリスクを低減するために大切だと思います。
まとめ
結論は、このとおりです。
低リスクで大きな利益を狙いたい方:海外FX
大きな資金で安定した取引がしたい方:国内FX
とりあえず、勝てるようになるまでは海外FXでコツコツ頑張る。
FXをやったことがない人にもキャンペーンが豊富な海外FX業者はオススメ。
海外FX業者で勝てるようになってから、税金を少しでも安くしたい場合は国内FXに移行するのを検討しても遅くはないと思います。
どこでもいいから海外FXを使ってみたいという場合は、
信頼性・人気No1のXMはいかがでしょうか。
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